紙器・紙工接着剤の未来を切り開く国内・海外における紙器・紙工接着剤のトップブランド―LIFE BOND ライフボンド―

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環境に配慮した、再審の生産システム

三重工場の取組み


昨今、地球環境保全への動きは日を追う毎に意識されています。国や世界レベルで私たちの「今」を見つめなおすべき時期に来ていると公言しています。
我々日栄化工が携わっている「紙器・紙工」業界においても、それは当然の流れになっています。

一般的に紙を接着する場合に使用される「糊」の起源は、古代にまで遡ります。いわゆる「にかわ」と呼ばれる、動物の皮膚や骨から抽出されたものに始まるといっていいでしょう。
古代から時を経て、人の進化と共に文化が育ち、それと共に「糊」は様々な進化を遂げてきました。デンプンや天然ゴムを使用した糊等は、天然の素材を利用した画期的なものであったと考えています。
そして今日、「接着剤」は化学分野の発展とともに急激な進化を遂げています。

しかし、我々が忘れてならないのは、人の手によって変化させることが、自然を汚してしまうような結果になってはならないということ。人の、文化の成長にとって、犠牲があってはならないということではないでしょうか。

企業体制にも色濃く反映した、環境に配慮したモノづくり

紙箱用の接着剤として、業界トップクラスの評価を受けている「ライフボンド」。
商品特長のひとつである「環境にやさしい」商品という位置づけは、
その生産体制からも窺えます。

2011年3月 ――三重県伊賀市に誕生した、日栄化工の「新」三重工場。既存の三重工場に隣接しつつ、その設計は従来と一変したものになっています。

次世代ファクトリーを目指して社内で使用する電気(生産設備用高圧電源は除く)を、ソーラーパネル(太陽光発電)を利用し自家発電を行なっています。
クリーンエネルギーとして評価の高い太陽光発電を使用することで、22キロワットの電力を作りだすことができます。

また、工場内の照明には発光ダイオード(LED)を採用。発光量を落とすことなく、使用電力の抑制にも取り組んでいます。また、従来の環境では照明器具から発せられていた熱によって、事務所内の温度等も上がり易くなっていたものが、LED照明に変えることで、発熱量も抑えることができ、空調運転時間や量の抑制にも繋がっています。間接的な消費電力の抑制から環境への配慮を図っています。

事業としての規模から考えれば、それほど大きい数値でもありませんが、私たちは「自分達が取り組めることを地道に行なっていく」ことが、将来的に企業や社会の大きな支えになっていくと考えています。その精神の基で開発・生産していく商品たちにも、私たちは同様の考えで取り組んでいます。

このような事例や考えを踏まえ、当社では明確な環境対策への指針を確立することを目的として、来る2013年3月のISO14001取得へ向け、現在取り組みを進めています。

充実の生産設備

「環境保護の優先を考えた結果、商品の生産能力が低下しました」では、どんな業界でも事業は成り立ちません。
より良いモノづくりでは、環境に配慮しつつ、生産性においても最高のパフォーマンスを実現することを求められます。
従来、既存の三重工場では、年間6,600トンの生産を行なっておりました。新工場の稼働により、その生産力は年間13,000トンと、約2倍まで大幅に引き上げることが可能になります。
多様化するニーズにより、近い将来私たちが保有する製品開発技術は、様々な方面で活用していけると考えております。充実した生産能力を確保し、あらゆるニーズに対応できる体制を構築しています。

また、近い将来の次期工事において、研究開発部門専用の施設開発を進めており、技術開発×生産能力×環境配慮といった、あらゆる角度から見て高いクオリティを維持する生産拠点としての構築に取り組んでまいります。

我々は、決して企業規模のみを追求しません。
しかし、商品に対する執念、環境を守るための意識、お客様のニーズに応えるための熱意は、世界に通用する一流企業としてのクラスを守り続けていく。そういった企業風土で、日々事業に邁進しております。

日栄化工オリジナルブランド LIFEBOND「ライフボンド」 環境に配慮した最新の生産システム「三重工場の取り組み」 日栄化工営業マン「奮戦記」
日栄化工株式会社
[本社]〒577ー0011 大阪府東大阪市荒本北3-3-18 (支社:東京、工場:三重)